3月のライオンは、羽海野チカさん原作の将棋を題材とした大人気漫画の実写版。前編が3月18日(土)公開、後編が4月22日(土)公開の2部作となっており、主人公の神木龍之介さんはじめ豪華キャストにより国民的マンガといわれる原作の世界が色鮮やかに再現されています。

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今回日本文書では、劇中使用される、加瀬亮さん演じるプロ棋士 宗谷冬司 の写真集の製作を担当させていただきました。

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撮影用小道具の製作で重要なのは、何と言ってもカメラ映えすること。
本文の印刷では、カメラを通して美しく観える、映像化された時に美しく観える、ということを目的に用紙を変えたりデータを変えたりしながらテスト印刷とテスト撮影が繰り返されます。

本文の印刷が決定したら、次は製本です。
瞬間ごと、一コマ一コマの理想の見え方を形にするために、普段手作業で本を創っている私たちの知識や技術、経験を総動員して紙の厚みや種類、質感、ページの綴じ方や形状等、ご提案しながら製作していきます。

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どのような場面でどんな風に使われるのか。
そのためにはどんな材料でどんな綴じ方が適しているのか、理想を形にするために、最善の策を求めてチャレンジしていきます。シンプルなものこそ難しく、簡単にできそうでできないところがおもしろいところ。

映画やドラマ、CM等の撮影用小道具や、店舗ディスプレイ用の製品作製は日本文書のメインのお仕事ではありませんが、年に何度かこういったお問い合わせをいただきます。
お客様のイメージしているものを理解し、共有し、形にしていく、というお仕事はとても難しく、知識や技術はもちろんのこと、対応力、完成させるまでのスピード、予算に見合った価格など多くのものが求められますが、毎日数多くのオーダーメイド製品を製作し、全ての製品に真剣に向き合い、工夫し、チャレンジしながら経験と技術を磨いている私たちの力量が試される場でもあると思って挑戦させていただいています。

こだわって苦労して作ったものほど思い出に残り、そういった仕事に対して、営業も製作も楽しみながら試行錯誤することが私たちのやりがいであるとも感じています。

イメージが形として完成したときは勿論ですが、お客様に喜んでいただけたり、ご満足いただけることは本当にありがたく、私たちのものづくりの原動力になっています。
自分たちで作ったものが作品の中に登場するととても感動しますし、多くの方の目にふれるということはとても嬉しいことでもあります。

美術監督がこだわり抜いた写真集が、劇中どのように使われるのか、私たちもワクワクしています。

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今回はエンドロールに日本文書の社名とロゴマークを掲載していただけることになりました。エンドロールの最後まで、しっかり鑑賞しなくては!と思っています。

映画3月のライオンは、【前編】3月18日(土)【後編】4月22日(土)2部作連続・全国ロードショーです。写真集は後編により多く登場するとのこと!
皆さまぜひご鑑賞ください。

公式サイトURL:http://3lion-movie.com
10月に入り、朝晩の風がひんやりしてきました。気持ちの良い秋晴れが続いています。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、本日は日本文書が美術協力をさせていただきました映画のご紹介です。
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「図書館戦争 THE LAST MISSION」 2015年10月10日(土)全国公開
http://toshokan-sensou-movie.com
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映画の予告編にも出演(?)している紺色のハードカバー「図書館法規要覧」を作製させていただきました
予告Full ver.(1分57秒~59秒の間に登場しています)

最初にお問い合わせいただいたのは昨年の12月。
映画についてご説明を受けた後、ストーリーの中の本の役割についてお話を伺いながらイメージを共有させていただきます。「こんな風に作れますか?」と企画デザインされたイメージを、実際に本物の形にしていくところが私たちの仕事になります。

青銅色の表紙、古書のため、少し日焼けしたような色あせたような色味、質感の布で装丁したいとのリクエストをいただき、何点か生地をご提案させていただきます。

なかなか理想通りのピッタリな生地が見つからず、苦戦しますが、美術ご担当の方は諦めません。ご自身でも色々な生地をあたってくださいます。
その熱意に私たちも感動し、更に熱が入ります。
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遂にこれは!という色味、質感の生地を入手しますが、ここから、実際の映画撮影を想定して、古書の雰囲気を出すために、最終形をイメージして何点か試加工を行います。
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表紙が決まったら今度は本文です。
古書の雰囲気、当時の紙の質感、インクの様子を再現するために何度も試行錯誤を重ねます。

「今日はこんな風に試してみました」「こんな加工はできますか?」「これは使えますか?」とお忙しい中毎日通ってくださったご担当者様。絶対にイメージ通りのものを仕上げる。という熱いお気持ち、あきらめない姿勢に何とかお応えしたいと私たちも毎日刺激をいただき、学ばせていただきました。

デジタル加工が多い今、このように一切の妥協なく、ものづくりに真摯に向き合われるご担当の方のお姿に、私たちも改めて作り手としての姿勢を正される思いがしました。

こうして作り手の「想い」がぎゅーっとつまった「もの」には魂が吹き込まれ、その佇まいや雰囲気は「もの」を超えた特別な存在感を纏います。

完成形はこちら!
映画ではこのようなショーケースに入ってお目見えするそうです。
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私たちのもとを旅立った製品が、このように活躍するのはとても嬉しいものです。

映画やCM、ドラマ、テレビ番組の撮影等に使用する小道具や、店舗のディスプレイ等に使用する小道具は、イメージにピッタリのものを既製品で探すとなるとなかなか難しい場合が多いと思います。まあこんな感じでいいかな、イメージに近いかな、と妥協することなく、「これだ!」とできる限りご希望のイメージを形にできるよう私たちは日々奮闘しています!
必要な部分だけでも、少部数でもご利用いただけます。ぜひ日本文書にお任せください。

日本文書が美術協力をさせていただいた映画、「図書館戦争 THE LAST MISSION」は2015年10月10日(土)より全国ロードショーです。エンドロールに日本文書の名前が出ます!
お楽しみに!
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8月となり毎日夏らしく暑い日が続いていますが、皆様お元気で夏を満喫していらっしゃいますか?

私たちは先日、現在大ヒット上映中のスタジオジブリ長編アニメーション「思い出のマーニー」
関するお仕事をさせていただきました。

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映画「思い出のマーニー」の美術監督として全シーンの背景美術を担当された種田陽平氏が、映画上映を記念して美術監督、監修をつとめられた展覧会「思い出のマーニー×種田陽平展」への美術協力という形で、アニメーションで重要な役割を担う日記帳を実製作させていただく、というものです。
②デスクより

展覧会では、アニメーション作品の世界を実写映画のセットのように再現し、映画の物語の鍵となる重要な舞台、“湿っ地(しめっち)屋敷”で起きるふたりの少女の幻想的なストーリーや、物語に登場するあらゆる小道具や装飾のディテールにも徹底的にこだわり、訪れた人が物語の秘密に触れ、種田陽平氏が創る「マーニーのいる世界」を体感することができます。

まずはいただいた企画書を基に、アニメーションそのもののダイアリーが実物として製作可能かどうか、という検討から。

③企画書

一番重要なのは素材の選定です。こちらは私たちの得意分野。持っている情報をフル活用して、数ある候補の中からご希望にピッタリの素材を見つけることができました。
そして表紙の箔押し加工。こちらもピッタリの箔色を選定することができました。企画書通りのダイアリーに見事仕上がっていますよね?

次に、時代背景に合った紙の質感を出すように、印刷時に加工を施します。新品ではなく、
日にやけた古めかしさを表現していきます。
④Diary用紙

本を開いた状態で展示されるということで、見開きに最適な製本方法で綴じます。

⑤Diary背表紙
完成しました!
完成品をご覧いただいた際、「わー!」という歓声をいただき、私たちもとてもとても嬉しかったです。

こちらのダイアリーがご覧いただける「思い出のマーニー×種田陽平展」は
2014年7月27日~9月15日まで東京都江戸東京博物館にて開催中です。
①部屋全景

日本文書には社内に併設工場がありますので、お急ぎのリクエストやこだわりのご希望にも迅速且つ柔軟に対応することができます。
また他ではできないリクエストにもベストを尽くし、お客様にご満足いただける方法をいつも全力で考え、実現していきます。

撮影用小物や店舗のディスプレイ用小物など、イメージ通りの物が見つからない場合は、作ってしまうことも可能です。
少部数から大量部数まで、またこだわりの一点物から商業用製品まで、幅広く対応させていただきます。

⑥Diary

私たちも大好きなジブリ作品に携わることができ、とても嬉しいお仕事でした。