日本文書スタッフブログ

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ブランド和紙を使用した オリジナルメニューのご紹介

木枯らしの季節を迎え、2014年も残すところあと1ヶ月となりました。
皆様本年の締めくくりにお忙しくお過ごしのことと思います。

今回ご紹介させて頂くのは、これからの季節、特に訪れる機会が増える飲食店のメニュー。
お店のコンセプトを汲み取り、機能性とデザインが共存したメニューブックを作り上げていくことは、私たちが最も得意とすることのひとつです。

「ブランド和紙を使った オリジナルのメニューをオーダーしたい」
既製品にはできない組み合わせを実現するのが、日本文書のオリジナルメニュー製作です。



お客様の「四季七草」様は、しゃぶしゃぶや鉄板焼きを中心にご提供されている和食ダイニング。
この度六本木店ご盛況につき、文京店を新規オープンされました!
オープンにあたり、前回の六本木店のメニューに続いて、新しいフードメニューとドリンクメニューの作製をご依頼頂きました。

「フードメニューの表紙に使用したい」とご要望を頂いたのが、こちらの和紙。


竹久夢二の個性的な図案を木版手刷した、素朴な質感と独特の色合いがとても美しい江戸千代紙です。和紙の風合いを残しながらも飲食店での使用に耐え得るよう、水や油を拭き取ることができるマットなPP加工を表面に施しました。

メニューのサイズは「正方形 変形B4判」とご指定がありましたが、和紙の全判は小さく、表紙1冊分を取ることはできないサイズ。


そこで背の部分を布貼りにする「背継ぎ表紙」にすることで、和紙を無駄にすることなく、耐久性もアップ。背のカラーがアクセントとなった引き締め効果で、全体に和紙を使うよりも、格段にデザイン性の高い仕上がりになりました。


背のクロスには、主役である和紙の邪魔にならないよう、細かな織目の生地を選択。
カラーも図柄を引き立てるものをお選びしました。布と和紙の質感の違いが、斬新で個性的な佇まいを演出しています。

内貼りには金の輝きを上品に散りばめた特殊紙を使用。
綴じ具はメニューの変更にも対応しやすい、抜き差しの容易なレール式を採用しました。


相棒であるドリンクメニューには、両開きにパタパタと頁をめくって閲覧する全6ページの「観音開き式」を採用。



表紙はビビッドなカラーの和紙で、というリクエストを頂いたので、フードメニューとの相性を考慮し、柔らかなちりめん状のしわに特徴のある素材をご提案しました。フードメニュー同様「マットPP加工」を施すことで、ソフトで立体的な質感を最大限に生かしつつも、しみや汚れからメニューを守ります。



そしてメニューに命を吹き込む最後の仕上げ、金紙で縁取りを施した題簽(だいせん)をモチーフに、表紙に店名をあしらいます。


店名のロゴはプリントではなく、箔押し加工で。
プリントでは決して表現できない、墨で書いたような迫力のある高級感と存在感が生まれました。





「四季七草」様のこだわりと、日本文書のこだわりが見事に融合したこのメニューブック。
異なる綴じ方・見せ方を採用し、また異素材を使用しながらも、フードメニューとドリンクメニューの調和がとれて、互いに美しく引き立てあうような組み合わせを心掛けました。



新店舗を訪れたお客様がカラフルで個性豊かなメニューブックをお手になさり、お食事を楽しんでいらっしゃるシーンをイメージしながら... 1冊1冊、丁寧にお作りしました。
日本文書を巣立ったメニューが、お店の雰囲気を演出する小道具として更なるご繁栄の一端を担うことができるよう、技術と工夫を凝らし、日々丹誠込めて製品をお仕上げしています。

今回メニューをご紹介させて頂きました「四季七草 文京店」は、11月29日にオープンされました。
「四季七草 文京店」ウェブサイト
http://www.kyoei-kikaku-group.co.jp/nanakusa_bunkyo_index.html

忘年会、新年会等でお店を訪れられた折には、是非メニューの出来栄えもご覧頂きたいと思います!