日本文書スタッフブログ

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表現を広げる、箔押し技法のご紹介

暦の上では春が立ちましたが、朝夕の厳しい寒さに身の引き締まる日々、皆様いかがお過ごしでしょうか。
2015年最初のブログでは、箔押しの技法で生み出す新しい表現についてご紹介したいと思います。


創業以来50年に渡って磨き上げてきた伝統の箔押し技術は、日本文書の強みです。
その卓越した技術力に甘んじることなく、常に新しい技法をテストし、お客様の多彩なニーズにお応えできるよう、日々表現の幅を広げています。


[布クロス 箔押し]
質感の良さに特徴がある、布目が粗いクロスに箔押しする場合、クロス目の凹凸に箔がうまく乗らずにかすれてしまうこともあります。


[布クロス 型押し]
そこで、箔押しを施す前に、型押しの工程を加える技法を試みました。
ロゴより一回り大きく型押しを施してクロスの表面を平らにすることで、美しく箔を乗せることができます。


[布クロス 型押し+箔押し]
文字のアウトラインも箔押しだけのものに比べ、より滑らかに表現されています。

どんなロゴでも[型押し+箔押し]の加工は可能ですが、特に毛筆調のロゴと大変相性の良い、おすすめの技法。又通常の箔押しが難しい凸凹した表面のクロスや、エンボスがはっきりとわかりやすい 変色PUレザー等の素材にもおすすめの加工です。


[変色PUレザー 箔押し]
深いエンボスが実現できるPUレザーには、金箔押しを施すだけでも、箔の乗りが良くエッジの効いた存在感のある美しい表現となります。


[変色PUレザー 型押し]
凹凸のある表面が、一度の箔押しで完全に平らになるため、型押しもくっきりと際立ちます。


[変色PUレザー 型押し+箔押し]
PUレザーに[型押し+箔押し]を施すと、デザイン性と高級感がグッと増し、ロゴマークがファイルやメニューそのものの個性を演出する重要な存在になります。

こうして、素材と加工を様々に組み合わせることで、お客様の多彩な用途やイメージに最適なデザインをご提案できるよう、日々技術の研鑽と新しいデザインへの挑戦を重ねています。

今回ご紹介した以外にも、長い社歴の中で様々な技法をテストし、たくさんの引き出しを持っております。

オーダーメイドファイルやメニューの作成をお考えのお客様のイメージがふくらむような、たくさんのサンプルをショールームにご用意してお待ちしておりますので、ぜひ一度ご来店下さいませ!