日本文書スタッフブログ

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証書入れのご紹介

3月、春の訪れと共に卒業の季節がやって来ました。
弊社の所在地、九段下の日本武道館では、連日各学校の卒業式が行われています。先週今週と、毎年論文製本をご利用いただいている日本大学、東京理科大学、法政大学、明治大学、専修大学、東洋大学、東京電機大学、芝浦工業大学など、数多くの大学の卒業式が行われ、九段下駅周辺は晴れやかな表情で未来の期待に一杯の卒業生の皆さんで華やかな雰囲気に包まれています。

毎年2月3月は学位論文の製本や卒業証書入れの製作等、お客様の人生の節目に関わる大切なお仕事をさせていただいています。
論文製本はもちろんのこと、日本文書で卒業シーズンに向けて作製させていただくものの中に、証書入れがあります。


保育園、幼稚園の卒園から小学校、高校、専門学校、大学の卒業まで、どなたも一度は手にしたことがおありだと思います。証書入れと言えば学校、というイメージですが、実はセミナーや各種スクール、アカデミーや研修の修了証、資格取得の証明書、お稽古ごとの修了証に記念品やプレゼント等、学校だけでなく色々なシーンでの節目に活躍するアイテムとして、様々なニーズにお応えしています。
伝統的でオーソドックスなものから個性溢れるものまで、ご用途やニーズに合わせて様々なタイプを作製しています。

今回は今年ご利用いただいた中から、オーソドックスなタイプとは一味違った、ユニークなタイプをピックアップしてご紹介いたします。
今年度で第60回を迎えられる「前島密賞」。
逓信事業の創始者前島密の功績を記念し、情報通信・放送に関して特段の功績があったと認められる方に贈られる歴史と伝統のある賞です。毎年授賞式で授与される賞状とメダルケースを日本文書でお作りしています。


表紙には重厚感のある黒のPUレザーを使用して端正に。美しい質感と上品な光沢に金箔が映えます。ウレタンを入れてふっくらと厚みを持たせ、由緒ある賞に相応しい格調高いイメージです。


こちらのケースの特徴は、内側に賞状と純銀の記念メダルを収めることのできるケースをお付けしているところ。左側に賞状、右側にメダルが枠組みごとぴったりと納まるように設計し、金色の生地でお仕上げしています。
このように、証書や賞状だけでなく、メダル等の記念品を収め、その価値をさらに高めることも証書入れの大切な仕事です。

もう1つご紹介するのは、茶色のPUレザーを使用した卒業証書入れ。
こちらは繊細なデザインを美しく表現した箔押し加工と、周囲のステッチ加工がポイントです。

 

箔押し加工と相性の良いPUレザーなら、このような繊細なデザインも再現性高く、美しく鮮明に箔押しすることができます。飴色の生地に金色に輝く箔が美しく映え、生地の高級感を一層引き立てます。
表紙はウレタンで厚みを持たせ、ステッチで縁取ることで、その立体感を更に際立たせ、デザイン性に富んだ表情豊かな仕上がりになる効果が生まれます。


こちらは退官記念のプレゼント。ロゴマークである鳳凰と部隊のマークを表紙に、永年にわたるご活躍を讃えると共に、感謝の気持ちも込めたいとオーダーをいただきました。気持ちや思いを形にすることができる、ということもオーダーメイドならでは。世界に一つだけの記念の品を作ったり、プレゼントとしてお贈りすることができます。


布製の証書入れは勿論のこと、表紙と内貼りの色や素材、ウレタンやステッチ等加工の組み合わせで、全く違った表情にお仕上げすることが可能です。お客様のご用途やイメージ、ニーズに合わせて、その表現力は無限大です。
証書入れ、賞状入れ、メダルケース、修了証ケース、そして論文製本。
お客様の一生に一度の晴れ舞台に華を添える名脇役としてお役に立つことができるよう、日々努力と研鑽を重ね、皆様からのご相談をお待ちしております。

待ちに待った桜の季節が到来します。美しい桜の名所、千鳥ヶ淵の桜を鑑賞しがてら、ぜひ日本文書まで足をのばしてください。皆様のご来社をお待ちしております!

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