日本文書スタッフブログ

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メニューブックのご紹介 UMAMIBURGER JAPAN様

今年3月に東京青山に日本上陸一号店がオープンしたUMAMIBURGER。
みなさんもう行かれましたか?

UMAMI BURGER JAPAN

http://umamiburger.jp/

UMAMI BURGERの”UMAMI”は、日本語のうま味に由来し、アメリカ人の創設者アダム・フライシュマン氏がうま味を最大限に引き出す調理法を確立し作りあげたハンバーガーであることからUMAMI BURGERと名付けられたそうです。

米国版「GQ」の「2010年のベストバーガーオブザイヤー」や「TIME」誌の「史上最も影響力のある17のバーガー」に選出されるなど、アメリカ国内でも高い人気を誇っているハンバーガーレストラン。

UMAMIは日本がルーツということから、その凱旋ともいえる日本上陸一号店のオープンに際し、メニューブックのオーダーをいただき日本文書で作製をさせていただきました。


現在本国アメリカで使用されているメニューブックのイメージはできるだけそのままに、日本のオリジナル仕様で作成されたい、とのご要望をいただき、本国メニューの画像を確認しながら素材、加工について選定していきます。

表紙の素材は黒のレザー(合皮・PUレザー)、そこへUMAMIBURGERのロゴマークを型押し(エンボス加工)

 

日本文書で使用しているPUレザーは、別名変色PUとも呼ばれ、温度と圧力によって凹みができるだけでなく、表面の第一層目の質感や色が変化します。
マットな質感に対し型押し部分は艶が出て、色も一段濃くなるため、凹み部分を際立たせ、より立体的に、また角度によって違った表情を見せるとてもユニークな仕上がりになっています。
縁部分のエッジも美しく加工できるため、箔をのせず凹みのみの加工でも十分ロゴマークが映え、印象深く個性的でありながらシックで上品な表紙になりました。

第2のこだわりは金具のブラック塗装。
通常ステンレス素材のシルバーの金具をブラックに塗装しました。
同じブラック塗装にもツヤ有、ツヤ無し等様々な塗装方法がありますが、今回は表紙の質感、色味に合わせてマットブラックの塗装を施しました。

 

艶を押さえたマットブラックが、ハードになりすぎず上品な仕上がりになっています。
ワンポイントとして金具の留め具は敢えてツヤのあるブラックを選択。小さい個所ではありますが、少しだけ個性を主張させています。
表紙のデザインとも共通しますが、同じ色でも質感をほんの少し変えることによって、実は印象が大きく変化します。
こんな風に遊び心を演出できるのも、オーダーメイドならではの楽しいところ。

本国のメニューにはなかったけれども日本仕様では追加したのがステッチ加工。

 

縁にぐるりとステッチを施すことによって、生地の質感や厚みが際立ち、立体感が生まれることによって高級感が増し、全体的にきりっと引き締まった印象になります。

ファストフードのハンバーガーとは一線を画し、レストランで食事を楽しむようにハンバーガーを愉しんでほしいというお店のコンセプトが十分に表現された美しいメニューブックが完成しました。


一見するとブラック一色のシンプルなバインダー。
シンプルなだけに細部のこだわりが全体の仕上がりに大きく作用します。
一つ一つのパーツ、一ケ所一ケ所の加工について徹底的に検討し、真剣にこだわっていくことが全体の佇まいの美しさにつながる、そういったことを再確認できたとても楽しいお仕事でした。

UMAMIBURGERでのお食事の際は、ぜひメニューブックにも注目してくださいね!



日本文書はオリジナルメニューブックの作製も得意分野の一つです。

お店のコンセプトやメニューの内容はもちろんのこと、店内の内装、家具のしつらえや器に合わせて、主役であるお食事を引き立てるべく、大きさや質感、素材、加工といったデザイン的な部分から、綴じ方、メニューの見せ方、持ちやすい重さや開きやすい形状等の機能的な部分に至るまで、こだわりのメニューブックを創ることができます。

皆さまのご利用をお待ちしております。
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