日本文書スタッフブログ

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和紙を使用したメニューブック①

寒さがひとしお身にしみるころとなりました。 皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日はオリジナルメニューブックのご紹介です。

今回メニューブックの企画にあたり、以前から表紙に使ってみたかった和紙に着目し、和紙を使用したメニューブックに挑戦してみました。
オーシャンフロントのカジュアルレストランをイメージした、フードメニュー・ドリンクメニューです。



表紙の素材は、職人が手織りした麻を貼り合わせた和紙を使用。
天然素材のマニラ麻を使用しているので、和紙というよりも布地らしい印象を受けます。
手にとった時のさらさらとした感触が心地よく、爽やかで清涼感のある素材です。
手作業による不規則な表情が生地の風合いを引き立てています。
素材独特のぬくもりを感じながらも、カジュアル感と高級感があわさったスタイリッシュな仕上がりになりました。



メニューブックを開くとまず目に入るブルーの遊び紙。鮮やかな発色と透明感が碧くきらめく海を連想させます。



 


メニュー本文に使用している紙は、よく見ると細かな絹目模様が入っており、こちらも麻のような質感。
清潔感のある白で、高級な印象を与えつつ爽やかな印象もある上品な紙です。



 


紐のデザインは、メニューブックのコンセプトである「海」から連想して、ガラスの浮き球やヨットで使われるエイトノットを参考にしています。
ドリンクメニューでは細い麻紐を2本取りで使用。フードメニューでは太い麻紐を使用して、結び目をデザインのアクセントにしました。



紐の色や太さを変えるだけでも全体の印象がガラリと変わります。

 

先端に結んだトルコ石のパーツは、お店のイメージに合わせてモチーフを変更したり、アレンジが効くポイントです。

 


表紙には白い箔で箔押し加工を施しました。
マットな質感の白箔はカジュアルな雰囲気を演出。シンプルですが、洗練された印象を与えます。
ざっくりとした生地にペンキで描いたような色がナチュラルな味わいで、海辺のレストランという今回のコンセプトにもピッタリ。
熱と圧力で紙に転写する箔押し加工は凹凸感を出せるのが特徴です。
普通の印刷だけでは再現できない立体感を表現出来る為、より特別感のある仕上がりになります。



メニューブックの製作は見た目のデザインに注力してしまいがちですが、一番大切なのは手に取りやすいことや料理の魅力が伝わる見やすさ・分かりやすさですよね。
今回特にこだわった部分は紐の通し方です。
単純にメニューブック全体に紐をかけるのではなく、背の部分に穴をあけて紐を通したことで見やすさが断然変わります。
また、フードメニューで採用しているスライドレールは、なるべく目立たないよう設計しています。
長年にわたり培ってきた製本技術のある日本文書だからこそ提案できる、こだわりのポイントです。
一見すると普通のデザインですが、細部にまでこだわった他にはない仕上がりになっています。

 


日本文書ではすべての作業を社内工場にて一貫して行っており、熟練の技術者の手作業による高品質な製品を少部数から対応可能です。
お店のコンセプトやメニューの内容はもちろんのこと、店内の内装、家具のしつらえや器に合わせて、主役であるお食事を引き立てるべく、大きさや質感、素材、加工といったデザイン的な部分から、綴じ方、メニューの見せ方、持ちやすい重さや開きやすい形状等の機能的な部分に至るまで、オーダーメイドだから出来るこだわりのメニューブックを創ることができます。







今回ご紹介したメニューブックの仕上がりは、落ち着きのあるナチュラルな風合いですが、洗練された上品さがあります。
カフェやイタリアン、フレンチ、ダイニング、バルなど、様々な店舗におすすめ。
シンプルなデザインなのでどんな料理にも合い、美味しさをより一層引き立てます。
青い海、輝く太陽、爽やかな風・・・そんなロケーションで是非使っていただきたいメニューブックです。
お店のインテリアや料理に合わせた、こだわりのメニューブックを取り入れてみませんか?

皆さまのご利用をお待ちしております。
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